男の子になりたい女の子に教えなくてはいけないこと

発達障害の方にはLGBTQ、性同一性障害等の方が定型発達の約7倍いるとアメリカでの講習の時に聞きました。
私も神経発達症の彼らをず10年以上見てきているので、それはよく理解できます。
なぜなら、典型的な発達の子と比較しても「欲求」自体があまり表面化しない子もいるからです。
恋愛感情自体が薄い子もいますし、自分の感情が解らない子もいます。

ですからこの話を聞いた時、全く違和感なく「そうだろうな・・」と納得しました。

お嬢さんが男の子の様にふるまいたいと思うお子さんの保護者からの相談がありました。
どうやら本人の性的アイデンティティからです。

保護者の方は本人の好きにさせた方がいいのか?
それとも身体は女の子だから女の子のふるまいをさせなくてはいけないのか?と言う質問でした。

自分の性的なアイデンティティを否定されるのは辛く悲しい事ですし、本人の性の権利として認めてあげなくてはいけないですよね。

自分の性の尊厳を侵害されない為に必要な事

ただ、それと同時にどの様なふるまいがリスクに繋がるか?は教えなくてはいけません。

何故なら、自分の性の尊厳を侵害されない為です。

男の子の様にふるまってももちろん良いです。
言葉使いだって男の子の様にするのももちろんOK
しかし、だからと言って男性トイレに入るのは危険ですし、お風呂ももちろん男性用には入れません。

親がしなくてはいけない事は
子どもの性的なアイデンティティを認めつつ、性の尊厳を守る為にどうしたら良いか?何が必要かを一緒になって考えてあげる事です。

例えば、温泉に行くのだとしても本人は女性の風呂に入りたくないのなら部屋のお風呂を使わせてあげたり、着替えも個室のあるところ一緒に探すなど本人の性を認め相談相手になってあげていただきたいです。

心は男性で、身体が女性である事は社会のどの様な場面でのふるまいに気をつけなくてはいけないか?そしてそれが本人の性の尊厳に繋がる事を考えてあげる事だと思います。